テクスト主義

世界を革命する力を!

小説

田中康夫『なんとなく、クリスタル』

ラジオかなんかで触れられていたので興味があり読んでみた。 舞台は80年代のバブル期の東京。主人公の由利は大学生でモデルをやりながら表参道でミュージシャンの彼氏と二人で暮らしている。代官山や青山を散歩してお気に入りのショップを巡ったり、クラブ…

トマスピンチョン L.A.ヴァイス

自分自身トマスピンチョンの作品を読むのは初めて。 まず驚いたのはその圧倒的情報量。作中には6、70年代の音楽やテレビ番組、映画などの固有名詞が大量に登場する。60年代から始まるヒッピームーブメントと密接に関わるこうした記号を通して70年代の…